パチスロファンのみなさんの中で、1度は「なぜパチンコは合法なんだろう?」と思われた人も多いはずです。
競馬や競艇、サッカーの賭け事も合法ですが、実はパチンコやパチスロは賭け事では無いのです。「え?」と思われましたか?
パチンコ店は、ゲームセンターと同様に、出玉を景品交換所に持ち込んで景品に取り替える一種のゲームとされています。
しかし、パチンコ店にはきちんとしたルールがあります。景品所へ交換に行くと張り紙がされている「アレ」なのです。
パチンコ店の規制
■パチンコ店の規制について
パチンコ店の規制は「風速営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」によって行われています。
1.現金又は有価証券を商品として提供すること
2.客に提供した商品を買い取ること
3.出玉を客に営業所外に持ち出させることを禁止
この規制に違反してはいけないのです。
このことから、パチンコ店は自体が現金に関与していないことが前提となり、ゲームによって手にした景品を現金化するかどうかは、客の判断であるということになります。景品をさらに「景品問屋」なるところに持ち込んで換金しているといった具合です。
三店方式
三店方式とは、先ほど述べたパチンコ店の営業形態のことを指します。言葉の通り、3つの業者を介して現金化されています。
パチンコ店→景品交換所→景品問屋
となります。これにより、景品問屋で客が客の意思によって現金化をするということになりますので、パチンコ店自体は関与はしていないということになります。
パチンコ店はなくなるの?
出玉3000枚規制がすでに始まっており、2019年からの撤去スケジュールも進められています。パチンコ店がなくなってしまうとはとても思えませんが、カジノ業界に圧倒されてしまうか、もしくはカジノ店とパチンコ店が共同経営する可能性もなきにしてあらずだといえます。
現在の法律である、公営ギャンブル、民営カジノ以外は刑法第185条(賭博罪)や第186条(常習賭博罪、賭博場開張等図利罪)は下記のようになっています。
【刑法】
第185条 賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。
第186条 ①常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。 ②賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、3月以上5年以下の懲役に処する。
未だパチンコ店が摘発されたというニュースはなく、カジノ業界が発展するにつれてさらに新しい形のパチンコ店が生まれるかもしれません。